第87回検討会・令和４年度総会

• 開催日：令和４年５月１２日(木)　19：00～21：00
• 会　場：沼袋区民活動センター
• 出席者：会員11名、まちづくり専門家1名、中野区役所担当2名

【令和４年度総会】

• 納谷会長あいさつ
• 来賓のあいさつ（沼袋町会新会長：小野武氏）
• 中野区まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長のあいさつ（近江氏）

令和４年度議案書の議決

1. 第１号議案　令和３年度活動報告　　　：原案通り議決
2. 第２号議案　令和３年度決算・監査報告：原案通り議決
3. 第３号議案　令和４年度活動計画（案）：原案通り議決
4. 第４号議案　令和４年度予算（案）　　：原案通り議決

• 閉会のあいさつ（伊藤副会長）

【第87回検討会】

1.鉄道跡地予定地まち歩きの実施について

前回検討会にて提示の通り、５月１４日（土）午後１時より実施。予定ルートは下図の通り。

まち歩きの予習として、市川先生より見所を説明。裏だったところが表になる場所があったり、線路敷きに南北に沿って道路がある場所など、その特性を把握して欲しいとのこと。

2.鉄道跡地活用に係るワークショップについて

前回検討会にて行った作業を元に、１枚のペーパーにまとめたものを中間成果物として配布。これをたたき台として更に内容を詰めていくことを確認した。

3.中野区からの連絡報告事項について

(1). 沼袋駅舎等の位置等について

　本年４月１９日に沼袋駅前バス通り商店街を考える会（通称バス会）にて報告したものと同じ資料を配付の上、駅改札の位置の事例について以下の説明があった。

• 新たな沼袋駅については、地下１階に改札、券売機等を設置し、更に下ってホームへ降りる形状が予定されている。地上の出入口の形状は未定。参考例として東中野駅、西小山駅、武蔵小山駅の３パターンを紹介。

• バス会からは、武蔵小山駅の形式の要望があり、これから西武鉄道へは都度その要望を伝えていくとのこと。
• 東中野駅のような形式は沼袋駅にはふさわしくない旨、西武鉄道側へは伝えている。
• 上部構造（駅舎）については荷重制限があるため、２～３階程度になると想定している。
• 本日およびそれ以降の検討会の意見も西武鉄道へ伝えていく予定。

この説明に対し、会員からの意見、要望は以下の通り。

• 検討会でも平成２９年に西小山駅を視察しており報告書にまとめている。それを西武鉄道側へきちんと伝えて欲しい。→（参照：「駅舎・駅ビル先行事例の視察」）
• 地下１階に改札を設ける理由を西武鉄道側よりきちんと説明を受けて報告して欲しい。
• 西武鉄道と直に交渉できないか。若しくは担当連絡先を教えてもらえないか。（これに対する区の返答として、西武鉄道側は直交渉については相当嫌がるであろうと思うのこと。）
• 沼袋駅のメインの入口（予定地）が図では線路の真上にあるので、地下へ切替え後は当面仮設の入口を設けると思われるが、西武鉄道側からは何か対策は聞いているか。（区としては何も聞いていないとのこと。）
• 西武鉄道側へ地域住民側の要望を伝える努力がなされていないと感じられ、残念だ。
• 西武鉄道が沼袋に対して、どのようなまちにしたいのか見えてこないので、意見交換の場を設けたい旨伝えて欲しい。
• 西武鉄道側へのアプローチをどうするか、今後の課題にしたい。

注）本検討会は過去、平成27、28、30年に中野区の仲介により西武鉄道と意見交換をしているが、詰めた話は出来ていない。

(2). 連続立体事業の工事状況について

新井薬師前、沼袋、野方の３駅の状況について以下資料にて報告。尚、写真は西武鉄道HPによるとのこと。

これに対し、会員からの意見は以下の通り。

• 駅前バス通り（区画街路４号線）拡幅事業の完了が令和8年3月31日、一方、西武線地下化事業の完了が令和9年3月31日となっていて、鉄道事業より１年早くバス通り拡幅が終わるとのことであるが、駅南側の交通広場部分については、以前に区から説明もあったように地下化工事の作業ヤードとして西武鉄道側へ貸すとのこと。令和8年3月末の段階で、西武鉄道はまだ工事中であるなら、交通広場は整備出来ていないことが予想出来、スケジュール上矛盾している。
• こうしたスケジュールの事も含め、事業には不明な点がまだ多い。住民側としては東京都（事業主）へも意見していけるよう協議していきたいと考えている。